油屋菓子店|八塩鉱泉煎餅は一枚一枚伝統の技で作る藤岡名物【藤岡市鬼石】
温泉大国群馬にはいくつもの鉱泉煎餅があります。
明治初期から伝統の技と味を守り続けている、群馬県藤岡市の「八塩鉱泉煎餅」の魅力をお伝えします。
鉱泉煎餅を作る上州鬼石「油屋本店」
創業は江戸時代の文政年間、創業当初は油商として営業していましたが、明治初期にお菓子作りをはじめ現在に至っています。
現在は7代目のご主人が朝3時からお昼の11時まで一つ一つ手作業で作っています。
展示品の数々
店内には、昔のお煎餅の焼き型が展示されています。
まだビニールの包装がなかったころ、筒形の缶に保管するために丸い形のお煎餅を作ったのだそうです。
また、昭和30年~40年ごろの鬼石町のお祭りや騒動の写真も飾られています。
発見!こちらが藤岡名物「八塩鉱泉煎餅」
八塩鉱泉煎餅は、鬼石の道の駅でも販売されており、古くから地元の方に愛されています。
長年受け継がれた伝統の味
酸化防止剤や膨張剤などを一切使わない無添加。創業以来、伝統の製法でその味を守り続けています。
藤岡が誇る観光名所を表した煎餅
実はこのお煎餅は、藤岡の誇る三波石渓谷や神流の里大光普照寺の元三大師、そして下久保ダムの型を使って作られています。
実際に食べてみると
一口食べてみるとサクサク!ですが歯ごたえもあり、かみしめるほどに小麦の甘味と素朴な味が口の中に広がります。
そしてかみしめていくうちに、口の中でとろけてしまいます。
やめられない止まらない!くせになる鉱泉煎餅です。
藤岡市ではこちらもオススメです。
⇒ 食べてびっくり!甘さとしょっぱさの絶妙なハーモニーの藤岡名物「たまごまんじゅう」とは
気になるお値段は
伝統の技で手間暇かけて作られていますが、お値段がリーズナブルなのには驚きます。
・7枚袋入り 275円
・15枚1袋箱入り 550円
・15枚2袋箱入 1100円
・45枚入り 1600円
・54枚入り 2100円
・90枚入り 3000円
箱入のお煎餅もあるのでお土産やお使いものにも最適です。
駄菓子やおもちゃも
店内には、お煎餅だけでなく、駄菓子、羊かん
そして昔懐かしい手作りおもちゃもありました。
子供たちの大好きな、駄菓子やスナック菓子も種類豊富。
けん玉やだるま落とし、やじろべい、でんでん太鼓、水鉄砲、竹とんぼなど昔ながらのおもちゃも並びます。
しかも天然素材を使った手作りのおもちゃたち。古き良き日本を思い出します。
手作りのきゃらぶき、昆布や山ごぼう。
その他にもとうがら、焼き生姜など御飯のお供が置かれています。
また、くるみや梅の羊かんなども販売しています。
小さな子供達が次々やってきて思い思いのお菓子を買っていきます。
また鉱泉煎餅をたくさん購入していくお客さんもいて、とても地元の人に愛されているお店です。
八塩鉱泉とは
群馬県藤岡市、神流川の近くから湧き出る温泉が八塩温泉です。泉質はナトリウム塩化物強塩冷鉱泉。
温泉旅館が3軒と日帰り温泉施設がありますが点在しているので、温泉街はありません。
この八塩温泉の源泉が八塩鉱泉。
油屋菓子店の鉱泉煎餅にはその名の通りこの源泉が使われています。
店舗情報
八塩鉱泉煎餅製造販売元の油屋本店はこちら。
油屋本店
住所:群馬県藤岡市鬼石99-7
電話:0274-52-2174
営業時間:7:30~19:00
定休日:日曜日14:00~
まとめ
創業当初から変わらない伝統製法の八塩鉱泉煎餅はいかがでしたか?
現在は7代目の店主さんが、朝早くから一人で手作りしている、昔ながらのお煎餅です。
くちどけなめらかで何枚でも食べられてしまうおいしさに、はまってしまいます。
未来に是非とも伝えていってもらいたい伝統的な製法。
このお煎餅にはそんな職人技が詰まっています。鬼石道の駅でも販売しています。
伝統の味を是非とも味わってみてはいかがでしょうか!