太田市内ヶ島町「女体山古墳」古墳カードも入手可能!全国3位の大きさを誇る国指定史跡帆立貝形古墳
東国文化が栄えた群馬県。たくさんの古墳が県内に点在します。
その中の一つ太田市にある女体山古墳(にょたいさんこふん)は珍しい形で全国で3位。関東では最大級の大きさを誇ります。歴史や形・大きさ、そして古墳カードも配布されているので、併せてご紹介しましょう。
女体山古墳の歴史
畑や住宅地が広がるのどかな所にある女体山古墳。
作られたのは5世紀前半、近くにある大きな天神山古墳よりも少し古いと言われています。
1927年に国の史跡に指定され、詳しい発掘調査は行われていませんが竪穴系の主体部をもち、円筒埴輪や形象埴輪の盾などが採取されました。
特徴・大きさそして全国3位を誇る形
古墳の大きさや形をご紹介しましょう。
墳丘の全長は106m、全長140m。
後円部径84m、高さ7m。
作り出し部は幅18m、高さ1m。
幅11〜19mの周堀をもち、墳丘表面には川原石が敷かれていたと言われています。
帆立形古墳の規模としては、宮崎県西都市の男狭穂塚古墳、奈良県北葛城郡河合町の乙女山古墳に次ぎ全国3位、関東では最大級の大きさを誇ります。
出土品や同一時期に築造・同じ方を向いて作られていることから、隣接する天神山古墳と密接な関係があると言われています。
木々が生い茂る女体山古墳
イオンモール太田から程近い場所にあり周辺には住宅地。そして畑が広がる女体山古墳。
こんもりした木々でここが古墳であるということがすぐにわかります。古墳の裏側らしきところにある駐車スペースに車を止めてアクセスします。
古墳の正面には標柱などが見られます。
墳丘内は高低差も少なくとても歩きやすいですよ。
周堀があり、墳丘にはどこからでもアクセスできます。発掘されていないので石室などは見られません。
墳頂らしき場所には祠もみられ、神秘的な雰囲気を放ちます。
女体山古墳スポット情報
問い合わせ先:0276−20−7090(太田市文化財課)
駐車場:あり(無料・5〜6台)
アクセス:
車 北関東自動車道太田桐生IC より約10分
電車 JR両毛線太田駅より徒歩約20分
公式HP:https://www.city.ota.gunma.jp/
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古墳カードの配布あり
女体山古墳は古墳カードにもなっています。
古墳と一緒に撮った写真を新田荘資料館で見せると1人1枚入手できます。
住所:群馬県太田市世良田町3113−9
電話:0276−53−2215
配布時間:9:30〜17:00
定休日:月曜日、12月29日〜1月3日、臨時休館あり
公式HP:http://www12.wind.ne.jp/tomohm/
太田市周辺情報:https://www.jalan.net/travel/cit_102050000/
太田市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Ota
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まとめ
太田市にある女体山古墳をご紹介しました。
関東最大級、国内でも第3位に数えられる帆立貝形の古墳。前方後円墳とはまた違う姿を見せてくれます。
墳丘は比較的緩やかなので歩きやすく、お散歩や散策にもぴったり、近くの天神山古墳もあわせて足を運んでほしいおすすめの古墳です。
古墳カードも配布されているので、ぜひ古墳と一緒に撮った写真を持って配布場所でゲットしてみてくださいね。
※情報は取材当時のものです