だるまのふるさと大門屋|伝統工芸士がつくる歴史と伝統の高崎だるま!
群馬県高崎市は日本一のだるま産地。
特に高崎市の豊岡地区では、伝統的な高崎だるまが作られています。
真っ赤な色が高崎だるまの特徴ですが、近年ではさまざまな色や、変わった形のだるまが販売されています。
ここでは、「だるまのふるさと大門屋」、そして伝統工芸士が作る「高崎だるま」を紹介します。
そもそも高崎だるまとは
「高崎だるま」は縁起だるま、福だるまなどと呼ばれています。
赤い法衣と大きな眉に描かれた鶴と髭に描かれた亀の幸福のシンボルが大きな特徴です。
顔の両側には願いを書き込むことができます。
平成5年に群馬県ふる里伝統工芸品に、また平成18年に特許庁が作った地域団体商標制度に群馬県初の商標登録地域団体商標「第5003697号」に登録されました。
高崎だるまには下記のような使用規定があります。
http://takasakidaruma.net/wp/wp-content/uploads/takasakidaruma_kitei.pdf
高崎だるまの歴史
1829年(文政12年)の「高崎講図抄」に、だるまに関わる高崎田町の街中である間を売る版画が残っていたのです。
これは高崎だるまのルーツともいえる貴重な文献です。
実際に高崎だるまの製造が始まったのは、今から200年ほど前。
山掛朋五郎と呼ばれる群馬県豊岡市の一家のみで製造され、「豊岡だるま」と呼ばれていました。
その後、120年ほど前から豊岡、八幡地区で多く作られるようになりました。
七転八起、願いがこもった「高崎だるま」
「1年間無事に、平和に生活できるように、また家内安全、災いや争いのもとはなくすことができる」という願いを込められている「高崎だるま」。
購入する人が、1年間健やかな生活を送れるよう、丹念込めて作られています。
七転び八起のだるまは、どんな困難でも立ち向かっていける強い忍耐力を示しているといわれています。
大門屋だるま定番商品
福だるま:
家内安全や商売繁盛などさまざまな願いをかなえてくれる生活にかかわるだるまです。
安産だるま:
その名の通り母子ともに安全に出産できるよう願いが込められています。
必勝だるま:
勝利を勝ち取るため、成せば成るという願いが込められた選挙などにも活躍するだるまです。
合格だるま:
受験合格への願いが込められています。受験合格を応援してくれます。
寿だるま:
寄せ書きができる少し変わっただるま、結婚式や開店のお祝いなどに喜ばれます。
招きだるま:
伝統的なだるまにモダンな要素を加えた開運と福を呼ぶ招き猫型のだるまです。
独特なだるまやだるま関係商品もラインナップ
大門では干支のだるまや風水だるま、ガラスだるまなど独創的なだるまも、製造販売しています。
また、だるまの下に敷く豆たたみもあります。
招き猫やストラップだるま、願いが叶うだるまなど、お土産に最適なサイズのだるまも販売されています。
キーホルダーにもピッタリ!
毎日身に着けていると、きっといいことがあるに違いありません。
ストラップだるまは、なんと目が出ているんです。
芽が出る!未来は明るい!そんな希望が込められています。
群馬県ふるさと伝統工芸士「中田純一氏」
大門屋の代表取締役社長、群馬県達磨製造協同組合理事長、群馬県ふるさと伝統工芸士会副会長を兼任する、伝統工芸士「中田純一」さん。
日々多数の仕事をこなし、カーレーサーとしても活躍している中田さんが、伝統と歴史深い高崎だるまをはじめ、個性あふれる創作だるまを生み出しています。
工場見学もできます
通常は立ち入り禁止となっているだるまの製作場所。
だるまについて深く知りたい方は、見学も可能です。
スタッフに声を掛け、ぜひだるまに命がともる場所を見学してみてください。
高崎だるまの絵付け体験しよう
店内入口には、高崎だるまの作り方が展示されています。
大門では高崎だるまの絵付けも体験できます。
だるまの絵付けは、通常は入場も見学もできない神聖な場所でおこなわれます。
だるまの大きさは12㎝、色は赤~となっています。
申込方法等
じゃらん、もしくは電話から予約可能です。
じゃらん予約:https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000109110/
電話:027-323-5223
費用:一人800円(材料費・税込み)
受付時間:9:00、10:00、11:00、13:00、14:00、15:00
時間・人数:
およそ30分で絵付けを行います。人数は10~40人程度まで可能。個人・団体ともに可能ですが、必ず予約が必要になります。
注意事項:
だるまの絵付けができないケースもあります。
小学校3年生以下及び酒気を帯びている方、そしてだるまの意味や絵付けの理解が難しい障害をもっている方、さらに公序良俗に反すると思わしき方。
体験の流れ
高崎だるまの歴史や由来、顔の秘密、意味など説明を受けて、自分の願いを込めながら絵付けに入ります。顔と眉そして髭を描きます。
ついてしまった余分な炭をふき取り熱風でだるまを乾かして完成。
自分だけの願いがこもっただるまを持ち帰り大切にしましょう。
現代だるまはいつの季節でも購入できるようになりました。
願いを叶えてくれ、役目を終えた際には、神社や寺院へ納め、お滝上げしてくださいね。
工場見学のあとは、こちらもオススメ!
⇒ 体にもよくやさしいスイーツ!高崎にある「くろすけ饅頭」の「竹炭饅頭」
まとめ
高崎だるまの「大門屋」いかがでしたか?
時代とともに進化するだるまが、毎日心を込めて作られています。
大門屋では、だるまの絵付け体験もできるので、伝統の技と歴史を体感してみてはいかがでしょうか!
※情報は記事作成当時のものです
伝統を守り新しいものをつくるいいことだと思います見ていて
すみっコぐらしのだるまがあればかわいいとおもいます著作権等難しいこともありますが
一度検討されてはいかがですか
社会科見学の時はありがとうございました。
今度家族と買いに行きます❣️