まるで神の領域!? B級スポット「群馬の松」
群馬県高崎市箕郷町善地地区に「群馬の松」と呼ばれる松の木があるのをご存知ですか?
善地地区で聖なる松と崇められ、「群馬」の名前の由来にもなっているといわれる「群馬の松」伝説を紹介します。
B級スポット群馬の松とはいずこに
群馬県高崎市箕郷町の県道129号線を榛名山方向に向かうと…
左手に「群馬松」という石碑が見えてきます。
群馬の松…?気になります。群馬を代表する松なのでしょうか?
石碑の前には看板があり、群馬の松について詳細が書かれています。
またこのあたりの手書きの地図もあります。
周辺は、駒寄地区と呼ばれ、釣り堀センターや駒寄神社、山野草の里などの場所を教えてくれます。
いざ群馬の松へ!
群馬の松へ向かうには、石碑の横の細い坂を下っていきます。
進んでいくと渓流が現れます。
周辺は、人の声すらしない静かな空間。
木岐のせせらぎや、水の音など自然の音が聞こえてきます。
渓流にはコンクリートのきれいな橋が架かっていて、橋を渡った先には群馬の松への看板が登場します。
右手に進むと群馬の松の縁起話の看板が出現します。
<群馬之松縁起話>
昔この辺りには国府があり、群馬という地名はこの地から発祥したといわれています。
車川中州の巌根上に樹齢千年ほどの古松と新松が龍蛇のような姿をしていて、人々はこの木のことを群馬の松といつのころからか呼ぶようになり、この松の姿の中に群馬の地形を思い描いたのだそうです。
この地域では霊松として崇拝し、獅子舞の神楽を奉納し家内安全や五穀豊穣の祈願を行ってきました。
平成19年2月、群馬の松史跡公園建設推進委員会より
群馬の松の看板を右手に進むと、ひっそりと静まり返った小道が続きます。
どうやら群馬の松はこの先にある様子。1~2分進むと、群馬の松が登場します。
これぞ群馬の松!
小さめな群馬の松の看板とともに松が登場します。
幹は細く、天まで届きそうな背の松が登場します。
これが群馬の松。
そしてその先には「霊大群馬松」と書かれた立派な石碑があり、その横には7代目群馬の松が植えられています。
群馬の松の周りは雑草などがなく、地元の人たちに愛され、整備されていることがよくわかります。
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群馬の松史跡公園
はるか昔、この付近一帯では300年以上にわたり、土地争いがありました。
その争いを和の心をもって終止符を打ち、このあたり一帯は群馬の松史跡公園と名付けられました。
そして、旧箕郷町をはじめ旧榛名町の協力を得て、整備をして、群馬の松の名を世に知らしめることになったのだそうです。
群馬の松付近では、渓流のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえてきます。
そして、さわやかな風を感じることのできる、まるで楽園のような空間です。
また、霊木が存在するひっそりとした神聖な場所であることも、肌で感じることができます。
まとめ
群馬の名前の由来となった「群馬の松」はいかがでしたか?
地元の人に大切にされている群馬B級スポットのひとつ。
ひっそりとして神聖さを感じられる場所です。
群馬の名前の由来になった経緯は定かではありませんが、もしかしたら群馬で大切にされている屈指の松といえるのではないでしょうか。
群馬の松から渓流を渡り、急な坂を登ると神の領域に足を踏み入れるような感覚を覚えます。
群馬県民でも知らない人が多い超B級スポット群馬の松は、忙しい現実社会を忘れられる癒しのスポットとしてもオススメです。