伊勢屋本店の看板商品『バターどら焼』全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞【館林市本町】
館林駅からほど近い場所にある「伊勢屋本店」。
こちらの自慢の一品は、全国菓子大博覧会で2度も受賞した「バターどら焼」(110円)。
どら焼の中にバター?!老舗でありながら斬新な商品を生み出した、伊勢屋本店に伺ってみました。
伊勢屋本店とは?
館林駅東口正面から続く歴史の小径を徒歩2分、右手側に伊勢屋本店があります。
創業は明治40年頃、当時はパン屋だったそうです。
その後、昭和32年にパン屋から現在の和菓子屋に変わりました。
内閣総理大臣賞のバターどら焼
現在の店主、4代目の田口恭互(たぐちきょうご)さんが考案した「バターどら焼」。
あんことバターを併せるせる発想は、幼い頃に実家のお店のアンパンにバターを塗って食べていた思い出からだそうです。
和のどら焼きのなかに洋のバターを入れるというのは、1989年の販売当初は斬新だったでしょうね。
そのアイディアと味が評価され、第22回(1994年)全国菓子大博覧会「食糧庁長官賞」を受賞。
続く第23回(1998年)全国菓子大博覧会「内閣総理大臣賞」も受賞と、高評価。
店頭に表彰状と盾が飾られています。
お店でも人気商品となり、箱売りされているので、手土産にもちょうどいいですね。
バターどら焼のお味は?
しっとりふわふわ甘めの皮につぶあん、そしてほんのり塩分のきいた風味豊かなバターが絶妙にマッチしています。
バターが中心部だけに入っているのを想像していたのですが、あんことほぼ同量がしっかり入っていました。
また、小ぶりなので女性や子どもでも食べやすいのが特徴。
後を引くおいしさで、1個、2個……と、食べたくなるお味です。
おすすめはバターどら焼きだけじゃない!
いちばんのおすすめはもちろんバターどら焼きですが、昔ながらのだんごもおすすめとのこと。
甘じょっぱいみたらしと、程よい甘さのあん団子。どちらもしっかりとした食感があります。
それからいなり寿司。
元々パン屋だったからか?
小さなクロワッサンのような、かわいい形が目を引きます。
厚めの油揚げに味がしみこんでいて、ひと口食べると出汁がじゅわっと……たまりません。
こちらもぜひ食べてみてほしい、おすすめの商品です。
商品に対する変わらぬ思い
原料にこだわりつつも、低価格を実現しようと奮闘中。
仕入れの際に汚染値を調べたり、化学調味料を排除したりと、味はもとより安全にもぬかりないところが信頼の証です。
「お金持ちしか食べられない高級な商品ではなく、みなさんに気軽に食べていただける商品にしたい」
という、ずっと変わらない店主の思い。
「安くておいしく安全なものを!」という信念は、たくさんのお客さんを笑顔にしています。
取材協力:伊勢屋本店
住所:館林市本町2-3-40
TEL:0276-72-0558
営業時間:9:00~19:00
店休日:木曜日
*大量注文の際には、事前にお問合せください。
*お車でお越しの場合は、近隣の有料駐車場(100円~)があります。