群馬のダムおすすめ12選|定番から穴場まで初心者も楽しめる見どころ満載のダム一覧
テレビや雑誌で絶景が見られる観光スポットとして紹介されることが多くなり、一段と人気が高まっているダム見学。
迫力の放流イベントやダムカード、そこでしか味わえないダムカレーなど、ダムの見どころはじつに満載!
今回は、ダム見学をより楽しくするために事前に知っておくと便利な豆知識や最新の情報とともにダムの魅力を紹介します。
2020年に運用開始した新しいダムや、近年点検放流のイベントを開催しているダムなど、定番スポットから穴場まで!初心者もダムマニアの方も必見ですよ。
ダムの基礎知識
群馬県内にはダムが数多くあるのをご存知でしょうか。
今や観光地のひとつとなり人気を集めているダムですが、担っているその本来の役割は多大!ダムは「洪水調整」「水資源の確保」「発電」など、主に3つの目的のために作られており、私たちの日常生活を裏で支える重要な役割を果たしています。
もし、日本からダムがなくなってしまったら、天候の影響をそのまま受けて断水や洪水が起ったり、農作物が安定して作れなくなったりして人々の生活が脅かされるのは間違いないでしょう。
そんな重要なダムが数多く設置され、ダムの聖地とも言われている群馬県。国土交通省管理のダム5施設、水資源機構のダム4施設、県土整備部所管10施設、群馬県企業局保管5施設、市町村のダム3施設、土地改良区などのダム8施設、発電事業者のダム12施設と、群馬県には合計なんと47基ものダムがあるんですよ。
貯水率を調べる時の注意点
ダムマニアやダム見学を予定している方は、事前にHPなどで貯水率を調べることをおすすめします。
実は、貯水率は、時期によって計算方法が変わるので、貯水量が同じなのに、貯水率がまったく違うこともあるのです。たとえば昨日80%だったのに今日は30%ということも!水がいっぱいに張ったダムをイメージして見に行ったら、思ったより水が少なくてがっかりした、なんてことがないようにしましょう。
また、ダムには7月〜9月の洪水期と10月〜6月非洪水期があり、この2つの季節では貯水量の計算方法が変わります。
確実に水がいっぱいに張ったダムを見学したい方は、お出かけ前に管轄事務所に確認してみてくださいね。
ダムカードとは?
ダムまで足をのばしたなら、ぜひ手に入れてほしいのがダムカード。
「ダムに行ったときの記念になるものが欲しい」というダムマニアの思いと、「ダムのことを良く知ってほしい」という関係者の思いからうまれたダムカードは、国土交通省と水資源機構が管理するダムで、平成19年から作成、配布されるようになりました。
ダムカードは全国共通の規格で、表にはダムの写真、名前、ダムの目的、そして型式が、裏面にはダムの基本情報や周辺観光施設などのランダム情報が載っています。
ダムカードは基本的に訪問者一人につき1枚のみ配布。ときどき発行される限定カードや現地に行かなくてはもらえないレア感に魅せられコレクションをしている人も多く、ダムカードホルダーなるものまで販売されています。
ダムカードの正式な配布場所については国土交通省のHPで確認してから訪問してくださいね。
名物ダムカレー
ダムカレーをご存知でしょうか。
ダムカレーとは堰堤(えんてい)をご飯で、ダム湖をカレールーで表現したもので、10年ほど前からダム周辺で提供されるようになりました。趣向をこらしてダムを再現したカレーは現在90種以上を超え、全国各地のダム周辺施設で食べることができます。
群馬県内で味わえるダムカレーは、アーチ式、重力式、ロックフィル式と3種類の型式を表現したみなかみダムカレーをはじめ、草木湖ダムカレー、下久保ダムカレーなど9種類。
また2018年5月に開催された園原湖堰堤祭りでは、限定で園原ダムカレーが登場し、その忠実な再現で話題を呼びました。
ダムに行ったらぜひ、そこでしか味わえないご当地ダムカレーを目と舌で楽しんでくださいね。
ダムが心霊スポットって本当?
ダムはよく心霊スポットと噂されることがあります。それは過去の悲しい出来事に由来しているのかもしれません。
今は、多くはありませんが、昔はダム建設にかかわる作業員がその工事の危険さゆえ、亡くなることが多くありました。ダム工事に命がけで建設にあたった作業員の方のために、慰霊碑を建てているダムは珍しくありません。
こういった理由から、心霊スポットと言われるようになったのではないでしょうか?
観光で訪れたい絶景ダム12選
豊かな自然と巨大人工物のダムが調和する風景は、雄大で迫力満点。
非日常のスケール感で楽しめる群馬屈指の絶景ダムをご紹介します。