岡本太郎幻の作品「太陽の鐘」が前橋市広瀬川河畔に登場!
芸術は爆発だ!の言葉で有名な、岡本太郎氏による幻の作品「太陽の鐘」。太陽の会により修復され、前橋市広瀬川のほとりに設置されたことで話題を呼んでいます。
20年近く人の目に触れることがなかった岡本太郎「太陽の鐘」をご紹介します。
世界的芸術家岡本太郎氏
芸術は爆発だ!という言葉を生み出した岡本太郎氏は1911年生まれの日本を代表する世界的な芸術家。今回ご紹介する太陽の鐘をはじめ様々な芸術作品を世に生み出しています。
フランスに滞在していた時にピカソの作品をはじめとする芸術作品や様々な社会運動と接触し、その後日本へ帰国。精力的に絵画や立体作品を制作してきました。
そして太陽の塔などの代表作品で有名になり、雑誌やテレビへと登場。お茶の間の人気者でもありました。
萩原朔太郎の詩碑・広瀬川河畔
今回太陽の鐘の設置場所となったのは前橋市中心部を流れる広瀬川河畔。
サイクリングや散歩もできる遊歩道になっており、川沿いには前橋市ゆかりの詩人萩原朔太郎氏の詩碑や様々なモニュメントがあり、のんびりと散歩や散策が楽しめます。
川のせせらぎに耳をかたむけながら散歩をしていると、時に鴨などの野鳥と出会うこともある市民の憩いの場所です。
前橋市太陽の鐘
太陽の鐘の歴史
太陽の鐘は1966年に岡本太郎氏が作ったもの。
静岡県内に作られたレジャー施設に設置されていましたが、施設が閉園後保管され、眠っていました。
この幻の作品が、今回前橋市内を流れる広瀬川のほとりに移設されました。太陽の鐘全貌がこちら!
前橋市街中に登場した太陽の鐘をご覧ください!
1999年以降人の目に触れることがなかった太陽の鐘。前橋市の太陽の会が日本通運より譲り受けたことで設置に至りました。
こちらが前橋市に引っ越してきた太陽の鐘! 7か月間かけて修復され、設置には4か月を費やしました。
直径約1.2メートル・高さ2.4mの鐘と、鐘をつるす幅約7mモニュメントが緑あふれる広瀬川河畔にそびえたちます。
クラウドファンディングで寄付を募って整備。前橋のシンボル的な存在に!
前橋まちづくりのビジョン「めぶく。」の推進とともに官民連携事業の一環として「太陽の鐘」の設置が決定。
周りを緑で一杯にしたいという応援プロジェクトが登場しました。支援金を募ったクラウドファンディングには130万円以上の支援金が集まり、太陽の鐘を彩る植物の購入などに充てられたのだとか!
クラウドファンディングでは5000円、10000円、30000円、50000円そして法人向けプランの100000万円の5種類があり、それぞれ返礼品や特典付き、現在は終了しています。
太陽の鐘完成式典では鐘撞きなどのイベントも開催
2018年3月31日、前橋市千代田町5丁目では完成記念式典が開催されました。太陽の鐘の周りにシダやツタなどを植えるイベントや、地元アーティストや子供達によるステージパフォーマンス。
また普段は撞くことのできない太陽の鐘撞きも行われ行列も!多くの方が訪れ、大盛況に終わりました。
太陽の鐘・概要
住所:群馬県前橋市千代田町5-18
前橋市サイト:
http://www.city.maebashi.gunma.jp/653/655/p019172.html
まとめ
芸術は爆発だ!奇想天外な作品を多数世に生み出し、テレビなどのメディア出演でお茶の間の人気者にもなった芸術家岡本太郎氏の太陽の鐘が前橋にやってきました。
クラウドファンディングによって集められた資金により付近の緑地も整備、前橋市民の新たな憩いの場が誕生。
付近には萩原朔太郎の詩碑をはじめ、ほっこりそして不可思議なオブジェもあり散歩にピッタリ。季節を楽しめる前橋散策スポット、是非足を運んでみてください。