「高崎電気館」は昭和のなつかしい香りただようレトロな映画館
群馬県高崎市にあるレトロな映画館「高崎電気館」をご存じですか?
「高崎電気館」は地域活性化センターとしても利用されている施設です。
ここでは昭和の魅力あふれる高崎アーケード街にある「高崎電気館」を紹介します。
電気館の歴史
高崎電気館は、1913年に北関東の吉原といわれるほど栄えていた高崎市の花街です。
柳川町に高崎市で初めて常設された映画館としてオープンしました。
開館地は東京福宝堂からの映画配給のみでしたが、その後、日活からも配給を受けていました。
現在の映画とは少し違い、サイレント映画にセリフをつけて楽隊が音楽を流す活動写真を放映。
当時の1階には、木の椅子が並べられた土間、2階席は座敷で1階席の一番後ろには巡査席も用意されていました。
当時は、近所にあった柳湯という銭湯とともに、電気館付近は高崎市民の娯楽の場として栄えていたのです。
そして、1966年に全面改築をおこない、現在の鉄筋コンクリートの建物に。
スタジアム形式の座席が 473席となり話題を呼びました。
ガメラや大魔神の放映時は子供から大人まで行列をつくり映画を楽しんだ時代もあったんですよ。
その後、映画の低迷やオーナーの広瀬和正さんの健康状態の悪化により、
2001年、人々に惜しまれつつ閉館となったのです。
よみがえった「高崎電気館」
2001年に閉館した高崎電気館ですが、その後オーナーの奥さん広瀬公子さんが、定期的にメンテナンスや管理をおこなっていました。
そして2014年、高崎市に寄贈して10月3日より街中の文化などの活動拠点、
「高崎市地域活性化センター」としてよみがえりました。
見てください、このなんとも言えない懐かしさを感じるレトロな雰囲気の建物!
まるで昔にタイムスリップしたかのような感覚になるでしょう!
1階は地域活性センター
高崎電気館の入り口には、受付カウンターがあり、映画放映時にはこちらでチケットを購入してなかに入ります。
1階は地域活性センターとなっていて、長い廊下が集会室や研修室へと続きます。
集会室は30人程度を収容できる部屋で、会議用の長机、パイプ椅子の利用が可能です。
こちらが電気館Ⅱ、研修室として使われている小さな映画館の一室、70席の座席があり映写機などで映像を映し出すこともできます。
どちらの部屋も無料で利用できますが、事前の申し込みが必要です。営利目的の利用はできませんので、注意しましょう。
利用案内:集会室・研修室
利用可能時間:10:00~22:00(月曜日~日曜日)
定休日:12月29日~1月3日
利用料金:無料
申込先:
地域活性化センター事務室へ利用申込書を提出。
キャンセルの場合は変更取消申込書を同様に事務室に提出。
問い合わせ先:地域活性センター事務室
電話:027-321-1202
ファックス:027-330-1960
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2階は映画館
電気館2階への階段を上がっていくと、カウンターがあり、その先には大きなそして歴史を感じる映写機が置かれています。
また壁には、なつかしい昭和映画のポスターや電気館を訪れた有名人たちの色紙も飾られています。
館内はレトロな映画館となっており、上映スケジュールに応じて映画を放映しています。
映画鑑賞料金:
当日券1作品券1000円 同日2作品目は800円
ネマテーク高崎メンバーズ会員当日1作品800円
60歳以上、障害手帳をお持ちの方 1000円
大学生・専門生 800円
高校生以下(3歳以上)500円
※価格はすべて税込みです。
駐車場割引もあります。
当日限り有効ですが、高崎市内駐車場駐車券を提示すると1人分の鑑賞料金が100円割引になるお得なサービスです。
上映スケジュール
上映スケジュールは高崎電気館のホームページで確認できます。
もちろん、その時々によって上映されている映画や時間帯が異なるので、映画を見に行くときは事前にチェックしておくといいでしょう。
現在の上映作品は以下から確認できます。
高崎電気館上映スケジュール
懐かしい映画や戦争映画、アニメなどを放映しています。レトロな映画館で子供から大人まで楽しめますよ。
アクセス、施設情報
住所:群馬県高崎市柳川町31
電話:027-395-0483
営業時間:10:00~19:00
駐車場:なし
(近くのコインパーキングに駐車で鑑賞料金割引あり)
まとめ
高崎市の映画館というと「シネマテーク」も有名で、会員になると高崎電気館の映画も割引されるのでお得です。
高崎電気館は、一度は閉館してしまいましたが、現在では高崎市の施設として市民活動の活性化、そして映画館としても親しまれています。
レトロな雰囲気を味わいながら映画を楽しめる群馬のオススメスポットの一つです。