歴史と伝統の岡直三郎商店の絶品醤油。仕込蔵見学や醤油ソフトも必見
群馬県みどり市大間々。
綺麗な水と緑あふれるこの地で200年以上もの間伝統の製法を守りながら醤油をつくり続けている岡直三郎商店。
1787年創業の歴史があり、製法と素材にとことんこだわったおいしい醤油を生み出す岡直三郎商店をご紹介します。
1787年創業の有形文化財にも登録された岡直三郎商店
江戸時代、近江商人が足尾銅山から江戸へ銅を運ぶ街道として栄えた上州大間々の地で、醤油づくりをはじめたことが岡直三郎商店の始まり。
1787年に醤油製造荒物販売業を創立しました。
その後、1897年に高崎店をオープン。
1919年に現在の東京都町田に第3工場を開業。
2013年大間々工場と店舗、文庫蔵が国の有形文化財に登録され、2017年には大間々工場が見学できるようにリニューアルオープンされました。
このように歴史のあるお醤油屋さんなのです。
とことんこだわった素材と製法
創業時から変わらない木桶を使った製法
現在は大きなタンクで大量生産するのが醤油づくりの主流となっていますが岡直三郎商店では創業当初から変わらない大きな木桶を使い、手間暇を惜しまず醤油をつくり続けています。
こちらが醤油をつくり出す大きな木桶。
これに材料となる国産の大豆と小麦そして塩を入れ、時間をかけ、自然の気候そのままにおいしいお醤油をつくり出します。
木桶には6尺、7尺、8尺と3種類の大きさがあり直系と深さは2メートルを超えます。
なんとこの桶、1本も釘を使っていないのです。
長い歳月をかけ桶にしみ込んだ酵母菌がおいしいお醤油をつくり出してくれています。
こだわりの素材
醤油づくりに使う材料は国産の丸大豆、小麦は群馬県産を使っています。
さらに「日本一しょうゆ」の一番しぼりや二段仕込みには国産大豆の中でも希少な有機丸大豆と有機小麦、天日塩を使っています。
工場見学でおいしいお醤油のつくり方を学べる
岡直三郎商店では2017年に工場の一部をリニューアルし、醤油の製造過程を見学できるようになりました。
店舗で必要事項を記入していざ仕込み蔵見学へ。
大きな桶がそびえたつ1階で帽子とシューズカバーを付けて見学します。
これが創業当時から使っている木桶。
内部に入ると大豆が発酵するよい香りが漂います。
こちらでは2年近くの歳月をかけてお醤油が昔ながらの製法で作られています。
大きな桶の中には大豆が発酵したお醤油の素が!
色が濃い方が昨年仕込まれたもの。
色が薄い桶には大豆の粒がまだ残っています。
大豆と麦そして塩だけで発酵する過程が見学できます。
スタッフの方が丁寧に岡直三郎商店の歴史やお醤油の種類、つくり方などを説明してくれるので、醤油に対する理解が深まります。
蔵の温度は冬場は10度以下、夏場は35度を超えることもあるそうです。
そして、大豆が発酵する音も聞こえるのだとか!
工場見学は予約制、無料です。
大間々工場所直通:0277-72-1008
受付時間:9:00~17:00
岡直三郎商店がつくり出す「日本一しょうゆ」商品ラインナップ
こだわりの醤油が多数!
店内にはこだわりの手づくりの醤油が多数ならびます。
国産丸大豆しょうゆや一番搾り、国産有機再仕込しょうゆ、ヒシクしょうゆ、フジコウしょうゆなど岡直三郎商店自慢の醤油がたくさん。
もろみも並びます。
また、日本一しょうゆで絶対外せないのがこれ!熱を通していない「生揚げしょうゆ」。
今まで味わったことがないようなコクがあり、搾りたての風味と香りが楽しめるお醤油です。
何にかけても料理の味がワンランクもツーランクも上がる絶品醤油。
どのお醤油もおいしいのですが、「生揚げしょうゆ」は一度味わったら病みつきになりますよ!
お土産にも喜ばれること間違いなしです。
他にも、にんにく醤油やしょうが醤油、唐辛子醤油、タマゴかけ醤油やポン酢、焼豚専科、麺つゆ、トマトドレッシングなどのしょうゆ加工品も多数並びます。
おせんべいやアイスなど醤油を使った商品や小物も!
最近ギフトになったことでも有名な「日本一しょうゆおせんべい」や、「醤油あいす」も人気があります。
また、オリジナルの小袋やTシャツ、手ぬぐいなども販売されています。どれもかわいらしいく、絶品の醤油と共に購入したいものばかりです。
こだわりの醤油で作った絶品のソフトクリーム
「醤油あいす」もありますが、ここで絶対に食べたいのが「醤油ソフトクリーム」。
醤油、バニラ、ミックスの3種類があります。お値段は各300円。
店内には休憩スペースがあり、ここでのんびりソフトクリームが楽しめます。濃厚な醤油と甘いソフトクリームのハーモニーがたまりません。
ソフトクリームに使われているのは二段仕込み醤油。極上の一品です。
岡直三郎商店および取り扱い店舗情報
本社
住所:東京都町田市朝日町1-23-21
電話:042-722-2024
大間々工場
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
住所:群馬県みどり市大間々町大間々1012
電話:0277-72-1008
日本一しょうゆは下記店舗で購入できます。
品取扱店舗一覧:https://www.nihonichi-shoyu.co.jp/shop-ichiran.html
さらに岡直三郎商店のネット通販でお取り寄せも可能です。
公式通販:https://nihonichi-shoyu.shop-pro.jp/
まとめ
200年以上もの間、伝統の製法を守りながら醤油をつくり続ける岡直三郎商店いかがでしたか?
原材料、製法にこだわり絶品のお醤油を丁寧につくり出しています。創業当初から変わらず使われている大きな木桶は必見。
ぜひ仕込み蔵見学で醤油への理解を深めてみて下さいね。
大間々工場併設の店舗ではお醤油のテイスティングもできるので、好みの醤油が見つかりますよ。
ここでしか味わえない「醤油ソフトクリーム」も外せません!おすすめの絶品お醤油スイーツです。
国の有形文化財にも指定されている大間々工場の建物も歴史を感じることができるので見所のひとつです。
絶品のこだわり醤油はお土産にも喜ばれること間違いなしなので、ぜひ岡直三郎商店に足を運んで歴史を感じながらお気に入りの一品を見つけてみてくださいね。
※情報は取材当時のものです