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「織物参考館 紫」は触ってつくれる博物館!日本一大きい手織り機で織物体験!?

「西の西陣 東の桐生」とうたわれるように、桐生市は東日本を代表する織物の産地です。
その歴史は古く、室町時代中期にはすでに織物の産地として知られていたほど。

江戸時代に京都から伝わったさまざまな織りや染めの技法が桐生独自の発展を遂げ、桐生織の基礎がつくられていきました。

今回は、明治10年創業の「森秀織物」が営む見学・体験施設「織物参考館 紫(ゆかり)」をご紹介。

2006年に国の指定登録有形文化財に指定された貴重な建物で、実際に機織り機で作品をつくることもできるんです!

1,200点以上の資料で織物の歴史を学ぼう!

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

「織物参考館 紫」は昭和56年開館。
昭和50年代まで桐生織の工場として稼働していた、ノコギリ屋根の建物を利用しています。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

ノコギリ屋根とは、南側の傾斜をなだらかに、反対に北側の傾斜を垂直に近い角度にして、ノコギリ刃のような形にした屋根のこと。

窓を北側上方に取り付けると、直射日光が入らずに常に一定の光が入り、仕事がしやすいという特長があります。
また、屋根が高く吹き抜けになっていることで、機織り機の大きな音をやわらげる効果もあるのだそう。

館内には、織物の歴史や文化に関係した貴重な資料が実に1,200点以上も展示されており、まゆからとった糸が布地になるまでの工程を追うことができます。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

特に注目したいのは手織り機
紀元前に使われていた織機を復元したものから、明治時代に入ってからも稼働していた比較的新しいものまで並べられています。

なかでもぜひ見てほしいのが、「八丁撚糸機(はっちょうねんしき)」と「ジャンボ高機(たかはた)」のふたつ。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

「八丁撚糸機」は、桐生織のひとつ「お召織」に使われる強撚糸(撚って丈夫にした糸。独特の風合いが出る)をつくる機械です。

江戸時代、桐生ではじめて水力で動く撚糸機が発明され、生産効率が飛躍的にアップしました。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

「ジャンボ高機」は幅3.2m、奥行き5.5m、高さ2mもある、現存する高機では日本一大きな手織り機です。

織るときは、なんと3人がかり!

決してエンターテイメントのために作られたものではなく、主にアメリカ輸出用の布が織られていました。
イブニングドレスの生地として使われたこともあるそうですよ。

明治15年から20年ころまで稼働していましたが、たいへんな重労働で、糸の種類によっては1日中織っても1mほどにしかならないことも。

希望すれば実際に織ることもできますので、係の人に声をかけてみてくださいね。

実際に「織り」「染め」の体験をしてみよう!

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

「織物参考館 紫」では、展示物を実際に動かして簡単な織物体験(随時)ができるほか、体験専用の織機でコースター(2枚セット\2,160)や約50cmのテーブルセンター(\4,320)といった作品をつくって持って帰ることもできます
(要事前予約)。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

120cmのアカスリ(\4,400)をつくることもできますが、織りあげるのに3時間はかかるとのこと。
予約の際は気合を入れていきましょう!

子どもが織れる小さなものから大きな生地まで体験できますので、電話予約の際に問い合わせてみてくださいね。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

同館では織物体験のほかに藍染め体験も受け付けています(要事前予約)。
用意してある生地を購入することもできますが、持ち込みもOKです。

染料代は生地の大きさや種類によって変わりますので、予約の際に確認を!

桐生市に訪れた際にはこちらもオススメです。
子どもはたった700円で楽しめる!!豊かな自然に囲まれた『桐生が岡遊園地』

ミュージアムショップで群馬ならではのお土産をゲット!

森秀織物は桐生織のひとつ「お召織」の専門機屋として知られ、現在も一部操業中です。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

稼働中の織り機も見学可能。

色とりどりの糸が織りあげられていきます。
織られた商品は、併設のミュージアムショップで購入することもできますよ。

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

おみやげにぴったりの、ぐんまちゃんグッズを発見!

これぜーんぶ、織りでつくられているんですよ。
ほかにも藍染めの衣類やカレンダーなど、オリジナルのお土産がそろっています。

ミュージアムショップは入場者以外でも利用できますので、プレゼントや群馬のお土産を探すのにも便利ですね。

まとめ

織物参考館 紫 博物館 日本一大きい手織り機 織物体験 桐生市

希少な展示物や
歴史的価値の高い建物に加え、

本格的な織物体験ができる
「織物参考館 紫」。

テレビや雑誌のメディアに多く取り上げられるのも納得です!
ひとりで本格的な織物に挑戦するもよし、ご家族でおそろいのTシャツを染めるもよし。

世界にひとつしかない、自分だけの作品づくりを楽しんでくださいね。

「織物参考館 紫(ゆかり)」

住所:群馬県桐生市東4丁目2番24号

TEL:0277-45-3111

開館時間:午前10時~午後4時

休館日:毎週月曜日

入場料:
大人700円/大・専門学生600円
高・中学生500円/小学生400円

団体割引(20人以上50円割引)

※織物・藍染め体験は
要事前予約、団体・個人可

料金はつくる品物によって変わりますので、予約の際にご確認ください

※見学時のガイドは随時受け付けていますので、来館時に受付にお申し出ください

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