※当サイトはプロモーションが含まれています

【ぐんまシルク】鉄腕DASHご当地PR課で紹介された歴史ある名品

鉄腕DASHご当地PR課、群馬県巨大ヨーヨーで安中のぐんまシルクが取り上げられました。
というのも群馬県は世界的にも有名なシルク・絹の名産地なのです。


蚕(かいこ)がはきだす絹糸は天然の繊維。

群馬は絹産業が盛んな土地、歴史と様々な文化財があります。
ぐんま絹遺産は群馬がたからものとして登録したもの。

富岡製糸場が世界遺産として登録され知名度もアップしたぐんまシルクの魅力と歴史をご紹介します。

ぐんまシルクブランド注目の絹製品

日本絹の里シルクショップ

エントランスには売店があり、スカーフやタオル、バッグなどの布製品やシルクのお菓子、繭玉など様々なシルク商品を販売しています。
http://www.nippon-kinunosato.or.jp/silkshop/

KOKORO

純国産のシルクを使った最高品質のシルク商品を販売しています。

掛けケットや掛布団、ベビー布団、赤ちゃんのおくるみなどの繊維製品や富岡シルク石鹸などどれも最高級のシルクを使用したアイテムばかり。
http://www.plaisir-ltd.co.jp/user_data/tomiokasilk.php

TOMIOKA SILK COLLECTION

群馬県産のシルクを使った製品を販売しているTOMIOKA SILK COLLECTION。

ネクタイやポケットチーフ、スカーフ、ストールなどの群馬シルクを使った布製品を始め、繭や生糸、シルク、綿、富岡シルク石鹸、シルク美容液やクリームなど美用製品も販売しています。
http://www.tomioka-silkbrand.jp/index.html

ぐんまシルクツアーで絹工場見学

碓氷製糸工場では繭から生糸が取れるまでを伝統と高度水準の技術や日本絹の里では普段は見ることのできない変わった蚕やぐんまシルクの歴史、織物の織り方などのイベントを体験できます。

世界遺産富岡製糸場は最近まで操業していましたが、世界遺産に登録され、日本の養蚕業の歴史にふれることができます。

ぐんまシルクツアー
http://www.j-silk.jp/kouri_gyokai/kouri_gyokai.html

シルクロードを通じて古代中国から伝わった絹

群馬が日本に誇る名物、シルク。
古代中国が発祥で貿易の品として重宝され、世界各国へとシルクロードを通じて運ばれていきました。

日本にはシルクロードを通じて弥生時代に養蚕業が伝わり、群馬を中心となり、製糸業を日本各地に発展させました。

世界遺産として登録された富岡製糸場と4つの跡地以外に安中市には日本で一番の生産量を誇る工場碓氷製糸農業協同組合があります

シルクといえば群馬、絹産業の歴史

中国は紀元前に発見され19世紀ヨーロッパで大量生産されるようになりました。
最高級の繊維が貿易品となり、世界各地に運ばれた道はシルクロードと呼ばれています。

日本はヨーロッパの技術を輸入し、明治5年、1872年に富岡製糸場が開業、国内製糸業の近代化に成功しました。
しかし近年では、輸入絹製品により群馬県内の絹産業存続が危ぶまれていて、次の世代に絹文化を引き継ぐために、蚕やシルクで新しい産業を生み出しています。

世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群

世界遺産暫定リストに掲載されている養蚕関係の文化財、群馬県下に富岡製糸場伊勢崎市の田島弥平旧宅藤岡市の高山社跡下仁田の町の荒船風穴があります。

長年生産量の少なかった生糸をたくさん生産できるようになった技術革新と世界との技術交流で絹を世界に広めることで文化や生活を豊かにしたのです。

富岡製糸場

富岡市にある日本で初めての本格的な製糸工場。
明治5年に明治政府によって作られた機械を使った官営の製糸場です。

国内の養蚕業界、製糸業界を世界水準に引き上げたのが富岡製糸場の最先端の製糸技術でした。
技術革新により、他の絹産業遺産群とともに蚕の品質を高め、20世紀に入ると質の高くリーズナブルな生糸を世界に輸出、第二次世界大戦後には生糸の生産を自動化し世界各地に輸出されたのです。

田島弥平旧宅

伊勢崎市にある、養蚕農家の原型ともいわれる旧宅。
清涼育と呼ばれる通気性の良い蚕の生育方法で1863年に作られました。

総二階建ての建物で、換気のための越屋根がつけられ、この構造を広めるために養蚕新論、続養蚕新論を書き清涼育を日本各地に広め、近代の養蚕農家の原型となったのです。

高山社跡

1883年に高山長五郎によって開発された近代日本の養蚕教育機関です。
ここでは清温育という方法で蚕を飼育していました。

風通しと湿度を管理することで解雇を飼育するための教育機関。
この技術は日本だけでなく世界にも広まり、メジャーな養蚕方法となったのです。

荒船風穴

下仁田町にある日本最大の養蚕貯蔵施設。
風穴は3つ、自然の冷気で年に1回だった養蚕が複数回できるようになりました。

1905年~1914年の間に作られた国内最大規模の貯蔵量を誇る風穴。
国内40道府県だけでなく、朝鮮半島にも普及しました。

織物の町桐生

織物を古くから作っていた桐生。
上州で養蚕や織物が盛んだったことを物語ります。

平安時代にはあしぎぬという上野の国への献上物を始め明治時代には海外から技術を輸入して発展を遂げてきました。

織物の由来となる白瀧神社。
織物の神様白瀧姫があがめられています。

1591年安土桃山時代から町の本格的な建設が始まり、1600年関ヶ原の戦いでは戦いに使う絹の旗を2400疋(ひき)集めたとされています。

江戸時代には京都西陣から紗綾織の技術が伝わり、高級絹織物を作れるようになり、明治時代に入ると後藤織物が創業し現在の織物業の元にもなる様式染色技術を取り入れます。

その後森織物が創業し、ノコギリ屋根の工場は今でも健在。
力織機やジャガード機など海外の技術を投入し、絹産業発展に拍車をかけます。

大正時代にはいると、旧北川織物工場事務所や模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟、金谷レース工業ノコギリ屋根工場、金善ビル曽我織物工場など歴史的価値のある建物が立ち並びます。

昭和時代には、機械設備の充実した飯塚織物工場や独特なリボン織の技術を持った堀祐織物工場が作られ、高級織物を海外に輸出されるようになりました。

桐生は近代工場の特徴ともいえるノコギリ屋根の織物工場が発展した町。
伝統を守りながら現在も発展を遂げています。

最高の絹を作りだす養蚕業・製糸業とは

養蚕業は養蚕農家が蚕を飼育して繭(まゆ)を作ることをいいます。
明治時代は、春に1回のみの飼育となっていましたが、現在は技術の進化により春から初冬まで6回もの飼育が可能となりました。

製糸業は養蚕農家が作った繭を生糸にすること。
製糸の工程は以下のようになります。

乾繭(かんけん)

繭を加熱乾燥して中の蛹を殺します。

選繭(せんけん)

汚れがあったり、生糸に実かないものを取り除きます。

煮繭(しゃけん)

繭をほぐれやすいように煮ます。

繰糸(くりいと)

いくつかの繭からいとをあわせ、ひとつの生糸にします。

揚返し(あげがえ)

繰糸した生糸を大枠にもう一度巻きつけます。

束装(とうそう)

大枠から外した生糸を綛(かせ)といい、大枠からはずした生糸の束を24本1セットにして束ね、出荷となります。

生糸には表面にセリシンという物質が付着していますが、これを生糸のうちに精錬するものを先連といい、製品になってから精錬するものを後練といいます。

先連

撚糸→精錬・染色→練糸・色糸→製織→仕上げて織物に

後練

撚糸→製織→精錬→仕上げ(白生地・布練)染色・仕上→織物に

群馬オリジナル蚕品種

蚕の品種、世紀二一、ぐんま200、新小石丸、ぐんま黄金、新青白、蚕太、上州絹星、ぐんま細の8種類。
糸が絡まりにくく、群馬黄金はその名の通り、生糸が黄金色です。
どの品種も染めやすく、高価な着物や洋服、ニットなどに様々な製品に使われています。

群馬の繭生産は全国4割、生糸は6割とダントツ。
農家で丁寧に育てられた蚕が作りだす気品ある高級生糸、ぐんまシルクは海外でも天然繊維として評判です。

絹の国群馬の物語マップと上毛かるた

古くから養蚕業の盛んなぐんまには養蚕に関わる様々な物語があります。
群馬絹遺産マップでは養蚕に関わる遺産や文化財が豊富。
ぐんまシルクのルーツをたどることができます。

赤レンガ倉庫や、絹にまつわる寺院、世に絹を広めた養蚕農家、さらに絹の国ぐんまを支えた先人の碑やお墓などをめぐることができます。

群馬県民なら誰でも知っている上毛かるたには絹文化をうたっている札がたくさんあります。

繭と生糸は日本一

読み:まゆときいとはにほんいち

県都と前橋生糸の市

読み:けんとまえばしいとのまち

日本で最初の富岡製糸

読み:にほんでさいしょのとみおかせいし

銘仙織り出す伊勢崎市

読み:めいせんおりだすいせさきし

桐生は日本の機どころ

読み:きりゅうはにほんのはたどころ

日本遺産かかあ天下

群馬の女性はかかあ天下と呼ばれ、気が強いという印象がありますが、家を支える働き者の強い存在でした。
製糸工女や絹の織り手として近代になると、働くようになりました。

かかあ天下は男たちの「おれのかかあは天下一」から来たもので今では日本遺産、上州名物となっています。

鉄腕DASHぐんまシルクまとめ

日本国内に養蚕業を広めた群馬の誇りシルク。
古くシルクロードを通じ、中国から伝わり、数千年の時を経てもいまだ群馬県の名産としてその名を知らしめています。

製造技術から製品まで、クオリティーの高いシルク。
布市品だけでなく美容や健康にも貢献しているのです。
世界に誇る群馬シルクのすばらしさが再注目されています。

ぐんまシルクの豆知識

余談ですが、シルクで有名な群馬には100円ショップのシルクや群馬シルクカントリーというたゴルフ場、絹にちなんでシルクホールと名付けられた桐生市文化センターもあります。

日本中央交通の高速バスはシルクライナーといい、名古屋、京都、奈良、大阪まで運行しています。
http://www.ncbbus.co.jp/highway/index11.html

群馬県と絹、シルクの根強さがわかりますね。

最初のコメントをしよう

必須